メニュー

歯周病

歯と歯を支える歯肉を守る

虫歯治療は歯の治療であるのに対し、歯周治療は主にその歯を支える歯肉に対して行う治療です。日本では30代以上の3人に2人が歯周病と言われるほど広く蔓延している病気であり、悪化すれば最悪の場合、歯を失ってしまうことになります。初期にはほとんど自覚症状がないため、歯科医院での定期的なチェックがとても大切です。

ふじみ野市・川越市の歯医者「すじの歯科クリニック 上福岡」では、より的確かつ効率よく歯周治療を実施できる日本歯周病学会の認定歯科衛生士が施術を行っています。

歯周病は世界で最も罹患率の高い感染症

歯周病は初期症状がほとんどない病気です。気づかないうちに進行し、放置し続ければ、最悪抜歯をしないといけなくなります。歯周病について、ギネスブックに記載されている内容は次のとおりです。

「全世界でもっとも患者の多い病気は歯周炎などの歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に侵されていない人間は数えるほどしかいない。」

事実、日本人が歯を失う原因として最も多いのも歯周病です。さらに、歯周病菌は血液を介して全身へと運ばれ、糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎、早産など、全身に健康被害を及ぼす可能性もあります。

今すぐできる!歯周病30秒チェック

歯の健康を保つためには、歯周病の早期発見が鍵です。30秒の簡単セルフチェックをしてみましょう。

  • 寝起き、お口の中が粘つき不快感がある
  • ブラッシングをすると出血することがある
  • 食べ物が歯の間に詰まることが多い
  • 口臭が気になる
  • 寝起き、お口の中が粘つき不快感がある
  • ブラッシングをすると出血することがある
  • 食べ物が歯の間に詰まることが多い
  • 歯を噛み絞めると痛みを感じることがある
  • 歯ぐきから出血することがある
  • 歯ぐきが赤や紫色で腫れている
  • 歯ぐきが下がり、歯の根元のほうまで見えている
  • 歯ぐきに違和感がありムズムズする
  • 歯ぐきから膿が出ることがある
  • 指や舌で歯を前後に押すと歯がグラグラする

チェックはいくつありましたか? 1つでもチェックがあった方は、歯周病の可能性があります。痛みや腫れなどの症状が出ている場合は、かなり進行しているかもしれません。チェック項目に心当たりがある方は、早めに歯科医院へ相談されることをおすすめします。

歯周病の進行度と治療方法

歯周病の早期発見は歯の健康を維持するためにとても重要です。
30秒で行える簡単セルフチェックをしてみましょう。

  症状 治療方法
歯肉炎
  • ブラッシングの際に出血がある
  • 痛みはほぼない
  • 毎日の丁寧なブラッシング
  • 歯科医院でのメインテナンス
軽度歯肉炎
  • 歯ぐきが赤みを帯びている
  • ブラッシングの際に出血がある
  • 痛みはないことが多い
  • 歯と歯の間に隙間ができる
  • 腫れやかゆみを感じることがある
  • 歯科衛生士による施術
  • 定期的な再評価
中等度歯肉炎
  • 歯肉が後退して歯が長く見える
  • 歯根が露出することがある
  • 歯と歯の間の隙間が大きくなる
  • 歯に動揺が見られる
  • 歯がグラつくことがある
  • 口臭が気になる
  • 歯科衛生士による施術
  • 定期的な再評価
重度歯肉炎
  • 歯肉がブヨブヨし、ひどく腫れる
  • 血や膿が出る
  • 歯がグラグラする
  • 強い痛みを感じる
  • 口臭が強くなる
  • 歯科衛生士による施術
  • 歯周外科治療
  • 進行がひどい場合は抜歯することもある

大切な歯を守るための歯周治療

歯周病を治すためには様々なアプローチがありますが、何よりもまずは現在のお口の状態を把握するために時間をかけて検査を行います。また、患者さんの不安や疑問に寄り添い、ご希望を踏まえて安心して治療を開始できるよう取り組んでいます。

検査の目的は、今の状態をはっきりさせることです。現状をご説明し、歯科衛生士が行う施術や患者さん自身が行うべきことをお伝えします。万が一歯周外科治療が必要となった場合にも内容をきちんとご説明します。常に患者さんとの対話を大切にし、不安な気持ちに寄り添いながら治療方針を決定します。

歯科衛生士による施術

歯周治療における施術は、歯科衛生士が行っています。

当院では、歯周治療の知識と経験を兼ね備えた歯科衛生士が多く在籍していることが特徴です。日本歯周病学会の認定歯科衛生士を中心に、常に院内全体の歯周治療の知識・技術の向上に努めています。

歯科衛生士が行うのは歯周病を改善するための的確な施術です。症状などを踏まえて歯科医師とも連携・協力しながら施術を行うので、安心してお任せください。

衛生士の役割について

歯周治療の流れ

STEP01 歯科衛生士による歯周精密検査

時間をかけて歯周精密検査と口腔内写真撮影を行いお口の状態を正確に把握します。

STEP02 歯科衛生士による病状の把握とご説明

精密検査の結果をもとに、現在の状態と治療方針について歯科衛生士からご説明します。

ここでは患者さんご自身で行うブラッシングの指導や定期的な通院・メインテナンスの必要性についても合わせてご説明します。

STEP03 治療計画のご説明

治療計画を患者さんに丁寧にご説明します。どのような治療がなぜ必要なのかを知っていただき、不安や疑問などがあればお聞きしています。治療方針について十分に納得していただいた上で治療を開始します。

STEP04 歯科衛生士による施術

ブラッシング指導やPMTCと呼ばれる専用器具でプラークを除去する処置を行って症状の改善を図ります。

STEP05 再評価

施術を終えて病状が改善しているか、継続して治療が必要かどうかを判断します。改善が見られる場合はメインテナンスに移行します。続けて治療が必要な場合は治療計画を再度立て直して、外科手術や抜歯、補綴(ほてつ)手術処置など歯科医師による治療を行います。

STEP06 歯科医師への引き継ぎ

症状の改善が見られず、歯科医師による治療が必要と判断した場合には、歯科衛生士から歯科医師へ治療を引き継ぎます。検査結果や状態などを共有して歯科医師と歯科衛生士の間で十分に検討した上で治療計画を決定します。

STEP07 歯周外科治療

できるだけ歯を残す方法を考え、フラップ手術再生療法などの治療をご提案します。

STEP08 再評価

病状が改善しているか、継続して治療が必要かどうかを判断します。

STEP09 メインテナンス

全ての治療終了後は、歯科衛生士によるメインテナンスを継続して行います。歯周病は再発しやすいため、定期的に歯科医師による診療も行います。治療後も健康な状態を長く保てるよう予防のメインテナンスが重要となります。

当院の歯周外科治療

フラップ手術

歯周基本治療で取りきれなかった歯周ポケットの奥深くにあるプラーク(歯垢)や歯石などを、歯肉を切開して取り除く歯周外科手術です。

歯肉を部分的に切り開くことで、残っている歯石などを実際に目で確認することができるため、歯周組織を健康な状態に導いていくことができます。

再生療法

破壊された顎の骨や歯根膜といった歯周組織が自然に回復することはありません。そこで、歯周病により失われた歯肉や歯根膜などの歯周組織を再生させる目的で行われる治療を、「歯周組織再生療法」といいます。喫煙などによって口腔内の衛生状態が良くない場合、歯周組織の治癒が遅れてその結果手術の成功率を低下させてしまうため、手術前と手術後の禁煙や徹底した口腔内の衛生状態の管理が強く推奨されます。

再生療法には、患者さんの状態に適した方法を検討して治療を開始します。

歯周治療は終わってからスタートです

歯周病は再発する可能性がとても高い病気です。よって、治療が終わったタイミングが歯周治療のスタートだといえます。適切な間隔で定期検診を受け、再発を予防することが大切です。

ただ定期的に歯のクリーニングをするだけでは予防とはいえません。すじの歯科クリニック 上福岡では、一人ひとりの定期検診時の検査結果をきちんと記録して治療の経過を把握しておくことが重要だと考えています。そうすることで定期検診の際の小さな変化も見逃さず、必要な処置を行うことができます。 生涯に渡って豊かな人生を送るためにお口の健康を維持することにはとても大きな意味があります。予防を通して、患者さんの健康をいつまでもサポートします。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME